会長挨拶
第42回日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会総会
会長 矢﨑 善一
(佐久総合病院 佐久医療センター 循環器内科 副院長)
第42回日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会の開催
~共感と協調の臨床:サルコイドーシス/肉芽腫性疾患を極める~
皆様におかれましては、オミクロン株によるCOVID-19第6波の対応に日々お忙しいと拝察いたします。この度、第42回日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会の会長を拝命し、2022年10月7日(金)、8日(土)の2日間にわたり、軽井沢プリンスホテルウエストにて開催する運びとなりました。本学会の開催にあたり信州大学呼吸器感染症アレルギー内科 准教授の山本 洋先生に副会長として多大なるご協力いただいております。
サルコイドーシスは原因不明の類上皮細胞肉芽腫が全身諸臓器や組織に出現し多彩な臨床症状を呈する全身性疾患です。頻度の高い肺病変や類縁疾患の鑑別診断、予後を決定する心病変の的確な診断と治療などは極めて重要です。また本学会の特徴は、眼科、皮膚科、神経内科、放射線科、病理など多分野の医師や研究者が集い討論を行うことにあります。ですので、1:肺サルコイドーシスと過敏性肺炎の診断を極める、2:IgG4関連疾患Update、3:心臓サルコイドーシスの画像診断を極める、4:心臓サルコイドーシスの重症心不全を極める、5:多科連携で挑むサルコイドーシス診療の最前線 など5つのシンポジウムを企画しております。医学は日進月歩であり、AIによる画像診断や心臓サルコイドーシスに対する新たな治療法に関する教育講演も予定致しました。他に特別講演、若手医師や研究者のためにYoung Investigators Award (YIA)、共催セミナーなどを企画しております。一般演題は4月頃から応募を開始する予定です。「この症例の診断は本当にいいの?」、「この症例は本当に治療するの?」などもやもやしている先生方が多いと聞きます。是非そのような症例を持ち寄って議論したいと思いますので、奮って応募をお待ちしています。
軽井沢は全国屈指の観光地でありますが、少し足をのばせば長野県の他の観光も楽しめます。学会終了後の9日、10日は連休ですのでお仲間やご家族などでお越しいただき長野の自然を満喫していただきたいと考えております。コロナが収束し皆様に軽井沢でお目にかかれることを楽しみにしております。
令和4年2月吉日